お母さんのための、お子さんがかかりやすい病気と対処方

「お母さんに伝えたい(子どもの病気 ホームケアガイド)」お子さんがかかりやすい病気の一覧です。

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

おたふくかぜとは

耳の下(耳下腺)が腫れて痛がります。たいてい左右とも腫れますが、片側だけのこともあります。腫れは1週間でひきます。熱は3~4日でおちつきます。

特徴

  • 耳の下の腫れ

治療

熱や痛みをおさえる薬を利用します。痛いときは冷湿布もよいでしょう。

ご家庭で気をつけること

  • 食べ物
    すっぱいものや、よくかまなくてはいけない食べ物は避けましょう。よけいに痛くなります。痛みが強いときは、かまずに飲み込めるものを与えます。牛乳やみそ汁、ポタージュスープ、プリン、ゼリー、おかゆ、とうふ、グラタンなどがよいでしょう。

  • 入浴
    高熱があるときや、痛みが強いとき以外はかまいません。

こんなときはもう一度診察を

  • 頭痛が強く、何度も吐くとき。
  • 1週間たっても腫れがひかないとき。
  • 熱が5日以上続くとき。
  • 耳の下の腫れが赤くなったとき。
  • 睾丸を痛がるとき。

保育所・学校

腫れがひくまでは他の子にうつります。約1週間は休ませましょう。

突発性発疹

突発性発疹とは

生後4~5ヶ月から1歳くらいの赤ちゃんが、突然高い熱を出して3~4日続きます。生まれて初めての熱であることが多く、咳や鼻水は出ません。熱が下がると、体中に発疹が出ます。便もゆるくなります。はしかや三日ばしか(風疹)とは全然別の病気です。

特徴

高い熱が3日間

熱が下がると発疹がでる。(治った)

治療

熱が高くて機嫌が悪ければ解熱剤を利用します。

ご家庭で気をつけること

  • 高い熱
    とても高い熱が続きますが、熱で頭がおかしくなることはありませんから、あわてないように。熱が続くあいだは赤ちゃんがすごしやすいようにして下さい。着せすぎ、掛けすぎに注意し、いやがらなければ氷枕で冷やすのも良いでしょう。

  • ミルク
    飲みが少なければ、うすめてみてはどうでしょう。赤ちゃん用のポカリスウェット(ビーンスタークポカリスウェット)、アクアライト(アクアサリーナ)や果汁の方を好むなら、それもいいですね。熱があるので、水分を十分に与えることです。

  • 離乳食
    食べるならいつもどおりに。

  • 入浴
    高い熱があるときや元気のないとき以外は、発疹があっても入浴してよいでしょう。

こんなときはもう一度診察を

  • ひきつけたとき。
  • 水分をあまりとらず、元気がないとき。

※発疹がでるまでは、先生も「突発性発疹らしい」としか言えません。高熱が続いて心配なときは昼間のうちに再度受診してください。

プール熱(咽頭結膜熱)

プール熱とは

夏にプールを介して学童のあいだに流行するので「プール熱」と言われていますが、プールに入らなくてもうつります。39℃〜40℃の高熱が4〜5日続き、のどの痛みが強く、目も赤くなります。さらに頭痛、吐き気、腹痛、下痢を伴うこともあります。

特徴

  • 高い熱
  • 赤い目
  • のどが痛い

治療

熱やのどの痛みをおさえる薬を利用します。

ご家庭で気をつけること

  • 高い熱
    何日も高熱が続くので不安になるでしょうが、熱さましを使いすぎないように気をつけて、涼しい部屋で寝かせておきましょう。

  • 食べ物
    のどは痛いし熱も高いので、食欲がないのは仕方がありませんね。プリンやゼリー、アイスクリーム、さましたおじや、とうふ、グラタンなどはいかが?

  • 水分
    水分は十分に飲ませてください。麦茶やイオン飲料(アクアライト、アクアサーナ)、牛乳、みそ汁、ポタージュスープなどがよいでしょう。

  • 入浴
    高い熱があるときや元気がないとき以外は、がまんする必要はありません。

こんなときはもう一度診察を

  • のどの痛みが強くて水分をあまり飲まないとき。
  • 高い熱が3日以上続くとき。
  • 元気がなくてぐったりしているとき。

保育所・学校

熱が下がってのどの痛みがなくなり、症状がなくなってからも2日経過するまで出席停止となっております。

ヘルパンギーナ

ヘルパンギーナとは

乳幼児のあいだで流行するウィルス性の夏かぜの一種で、38〜40℃の高熱が2〜3日続きます。のどの奥に小さな水ぶくれができて痛いので、食べられなくなります。ひどいときは水分も飲めなくなり、脱水症状になることがあります。4歳以下のお子様がほとんどです。

特徴

  • 高い熱
  • のどの奥に小さな水ぶくれ
  • のどが痛い

治療

熱やのどの痛みをおさえる薬を利用します。

ご家庭で気をつけること

  • 食べ物
    口の中が痛いときは、かまずに飲み込めるものを与えます。プリン、ゼリー、アイスクリーム、冷ましたおじや、とうふ、グラタンなどが良いでしょう。

  • 水分
    十分に水分を取るようにしましょう。オレンジジュースなどすっぱいものはしみます。牛乳や麦茶、みそ汁、ポタージュスープが良いでしょう。

  • 入浴
    高熱があるときや、元気がないとき以外は、がまんする必要はありません。

こんなときはもう一度診察を

  • 口の痛みが強くて水分をあまり飲まないとき。
  • 高い熱が3日以上続くとき。
  • 元気がなくてぐったりしているとき。

保育所・学校

熱が下がって口の痛みがなくなるまで、4〜5日は休ませましょう。

ヘルペス口内炎

ヘルペス口内炎とは

ヘルペスというウィルスの感染でおこります。38~40℃の高熱が続き、口の中に小さい腫瘍ができてとても痛がります。歯ぐきが赤く腫れて出血します。口の中が痛いので食べられず、よだれが多くなります。ひどいときは水分も飲めなくなり、脱水症になることがあります。熱は4~5日でおさまりますが、口の中の痛みや腫れは一週間ぐらい続きます。

特徴

  • 高い熱
  • 口の中に小さい潰瘍ができとても痛い
  • 歯ぐきが赤く腫れて出血
  • よだれが多い

治療

熱や口の中の痛みをおさえる薬(飲みくすり、ぬりくすり)を利用します。

ご家庭で気をつけること

  • 食べ物
    口の中が痛いので、かまずに飲み込めるものを与えます。プリン、ゼリー、アイスクリーム、冷ましたおじや、とうふ、グラタンなどが良いでしょう。

  • 水分
    十分に水分を取るようにしましょう。オレンジジュースなどすっぱいものはしみます。牛乳や麦茶、みそ汁、ポタージュスープが良いでしょう。

  • 入浴
    高熱があるときや、元気がないとき以外は、がまんする必要はありません。

こんなときはもう一度診察を

  • 口の痛みが強くて水分をあまり飲まないとき。
  • 高い熱が3日以上続くとき。
  • 元気がなくてぐったりしているとき。

保育所・学校

よだれなどからうつるので、口内炎が完全に治るまで、一週間ほどは家の中にいましょう。

みずぼうそう(水疱瘡・水痘)

みずぼうそうとは

水をもった赤い発疹が、口の中から陰部、頭の中まで全身に出ます。発疹は2〜3日でピークとなり、その後乾いて黒いかさぶたになります。平均して一週間くらいでよくなります。

特徴

  • かゆみ
  • 水をもった赤い発疹

治療

かゆみどめのぬりぐすりと飲みぐすりを使用します。化膿したときは抗生剤入りの軟膏や飲みぐすりを使います。

ご家庭で気をつけること

  • かゆいけど
    ひっかいてかきこわさないよに爪は短くしておきましょう。

  • お風呂
    お風呂でさっと汗を流しておくほうが、かゆみも少なく化膿することも少ないものです。

  • 食べ物
    口の中にできると痛いので、しみるもの(塩辛いもの、すっぱいもの)は嫌がるでしょう。特に食べてはいけないものはありません。

こんなときはもう一度診察を

  • 発疹が赤く腫れて化膿したとき。
  • ぼんやり、ぐったり、元気がないとき。
  • 4日以上熱が続くとき。

保育所・学校

みずぼうそうになったことを先生に連絡しておきましょう。1週間くらいたって、ブツブツが全部かさぶたになったら行ってかまいません。

みずぼうそうの予防注射

きょうだいや両親にうつるのを防ぐために、急いで予防接種をするという方法があります。注射のタイミングや成功率について、先生に相談してください。